top of page

理事長 森田清子からのごあいさつ

森田雄三がこの世から居なくなって、5年がたちました。この年月の中には語り切れないドラマがありました。そんじょそこらの作り物のお話は、まままそんなものではないよと肩を叩いてあげたいくらいでした。
毎日起こる予想外の出来事は、雄三さんとイッセー尾形さんを40年そばで見ていたからこその受け入れと乗り越え方ができたのでしょう。
昨年の12月には子どもたちとジャズコンサートの前座に上がりました。それを見てkidsの母が感動したそうです。小1の初め頃から不登校になった子らは学芸会も遠足も運動会も知らないのです。そんな彼らがほぼ毎日楽ちん堂にきて、勉強も池上先生の辛抱強い石の上のにも3年の忍耐に支えられて6年生の子は、小学校で学ぶ漢字を2年半で習得できました。そう私たちが彼らに寄り添えるには、表現のなんたるかを問いながら彼らの楽しみ喜び幸せを、見つけて守って継続できる環境を差し出すことです。
今年の4月から子どもたちは学校に通い始めています。ギターに出会った子、新しい友達を見つけた子、行ってみようと思い出した子、いろいろですが、私たちは今ようやく自立の道を見出しつつあります。みるみる大きくなるkidsの表情にどうぞ癒されてください。

1600519422987.jpg

楽ちん堂の歩み

・2007年 設立。演出家・森田雄三のもと、一般人を対象とした、「誰でもできる芝居」ワークショップを10年間で全国延べ450箇所で開催。


・2011年 週末の児童預かり事業「楽ちん堂」の開始。「24時間365日」自宅を解放し、ひとり親家庭の子供などの宿泊つき預かり(学童)を実施。


・2013年 コミュニティカフェ「楽ちん堂カフェ」開設。飲食の提供だけでなく、世田谷トラストまちづくりファンド「地域共生のいえ」として認定を受け、法人拠点の改装をおこなう。


・2014年 放課後等デイサービス「イクツアルポック」開設(-2018年)。

・2018年 イクツアルポックを閉所後、それまでの利用者や地域の子供たちを受けいれる子ども食堂として再スタート。芥川賞受賞作家の山下澄人氏が命名した演劇グループ「Gorron」(スペイン語で居候の意味)を使って子ども食堂を「Studio Gorron」と名付けた。


・2019年 小学校低学年の不登校・発達凹凸を「親子で」受け入れ開始。

18101400012.jpg
bottom of page